高校生が将来なりたい職業ランキング
ゲーム会社って世間では結構狭い業界のようです。クレカ発行や口座開設等で職業を選択する欄に「ゲーム会社勤務」や「ゲームクリエイター」などが存在しないように、世間からの認知度や世間からの体裁はまだまだ支持を得ていないものかと思います。
ただ!!以下をご覧ください
※https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190806.htmlの記事より抜粋(ソニー生命保険株式会社様)
高校生がなりたい職業でゲームクリエイターはなんと4位という高順位。
公務員よりも上ということがわかると思います。
私が高校生の頃ゲーム会社で働きたいなどと言おうものなら、親からの批判や周りの友達からの冷たい目などあった時代から変わり、サブカルチャーへの世間のリテラシーはかなり上がりつつあるのだと思います。
ランキングの通り、これからどんどんとゲーム業界への就職を考えている学生の方々が増えるかと思います。
そこで今回はゲーム業界とはどういう場所なのか。
どうやって就職すればよいのか等、私の経験談を一例として知っていただければなと思っております。
~時はさかのぼり高校3年生~
勉強が嫌いでゲームが好き
私が高校2年生の頃はどの大学行ってどういう職業に就きたいか、「進路」ということを全く考えていませんでした。
とにかく勉強をすることが苦手だった私は部活動であったり、遊びにかこつけてまったく勉強という勉強をしていませんでした。
ただそのままずーっと遊び呆けているわけにもいかず、3年の春には選択を迫られる時期になります。
担任から「あなた美術の成績は良いんだから美術大学に行ってみるのはどう?どうせ受験勉強できないんでしょ」と言われました。
担任は美術教師で、もしかしたら美術の授業の時だけ目を輝かせながら取り組んでいる私を見抜いていたのかもしれません。
でも私は特に小さいころから絵を描くのが好きってわけではなく、言われた制作課題をこなすのが単純に得意だっただけで、美術大学のような絵を描く専門の大学には行けないだろうと話半分に聞いていました。
MGO2が人生の転機
当時私はMGO2というPS3で遊ぶオンラインゲームにドはまりしていました。
そのオンラインゲームの中には会ったことのないフレンドとチームを作るシステム
通称「クラン」を組んでいました。
MGO2とはメタルギアオンラインの略。
簡単に言えばオンライン対戦。知らない人同士でストーリーとは関係なく戦うものである。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
クランでは様々なことができたのですが、エンブレムをクランメンバーが作成できる機能(当時は画期的)があり、私はそれを使って128×128のドット絵でエンブレムを制作をしていました。
描き終わってメンバーに見せるとなぜだか大好評。
初めて書いたエンブレムはサムズアップされた手でした。
私はそこで初めて、人のために絵を描いて評価されることはこんなにも満たされるものなのかと実感しました。
そしてふと担任の言った言葉が脳裏に浮かびました。
美術大学に行けばもっと人を驚かせることができるんじゃないか?
私はそう思い美術大学に進学することを決意しました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
次回 ゲーム会社に就職するまでのお話vol.2 予備校編